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優しい心地よい香りは、赤ちゃんの気分や落ち着き、注意力を向上させることがわかっています。お母さんの香りは、赤ちゃんが泣くのを減らすことにつながることもあります。香りの製品を日々使うことにより、記憶が長続きするようになるともいわれています。

香り記憶が長続きするカギ

香りによって呼び覚まされる記憶は、他の感覚による記憶よりも感情的で、心地よいものです。嗅覚や香りによって呼び覚まされるつながりは、人生の非常に早い段階から起こりはじめます。新生児は、誕生した時から他の感覚よりも嗅覚を使って、この世界に慣れようとします。事実、あなたと赤ちゃんの絆が生まれるのはこの時なのです。赤ちゃんはにおいだけを頼りに、お母さんを認識します。

生後数週間は、赤ちゃんの脳は、ある経験をした時の感情とつながりを理解しはじめます。心地よい香りが、愛情深いふれあいと同時に起こると、経験と香りがつながり一生記憶に残る可能性があるのです。

他の感覚よりも、香りが記憶を呼び覚ます理由

香水は、どうして単なる心地よい香り以上の何かなのでしょうか?これはすべて脳の仕業なのです。

私たちが何かを見聞きすると、見張りとしての役割を果たす脳の部位である、視床に信号が送られ、それから脳で信号が処理されます。しかし、私たちが何かのにおいを察知した時には、脳のにおいをつかさどる部位に信号が直接送られます。この部位は、嗅球と呼ばれます。

このにおいをつかさどる部位は、嗅覚路を通じて脳の感情をつかさどる扁桃上部という部位や、記憶をつかさどる海馬や内嗅皮質につながっています。その結果、嗅覚は他の感覚よりもよりすばやく、こうした部位に届き、感情に力強く訴えかける記憶を引き起こすのです。

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