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新生児の肌は発展途上にあり、特別なケアが必要です。肌が新たな世界に適応していく中で、多くの新生児に以下のような症状がみられます。

新生児は水分が多い子宮の中の環境から、乾燥した外部の環境へ適応しなくてはなりません。しかし赤ちゃんの肌は誕生後も発展途上にあり成長し続けています。つまり大人の肌よりもとても敏感ということです。赤ちゃんの肌は大人よりも早く水分を吸収できますが、失うのも早く、乾燥しがちになります。さらに免疫力も弱く、感染の可能性も大きいのです。

乳児湿疹

ニキビは赤ちゃん全体の約20%に見られます。通常は数ヶ月で自然に治ります。見た目は吹き出物や毛穴の皮脂、小さな発疹といった感じです。そして「稗粒腫」と呼ばれる白いニキビが、鼻やあごを中心に顔全体に現れます。しかし、かゆみはなく、赤ちゃんがむずがることはありません。未発達の汗腺や、妊娠時のホルモンが原因であり、処置をしなくても消えていきます。

ほとんどの赤ちゃんニキビは自然に治癒しますが、状態が深刻だったり心配な場合は、専門家に相談するようにしましょう。

皮膚の剥がれ

最初の数日間に赤ちゃんの肌がわずかに剥がれていることに気付くかもしれません。特に手のひらや足の裏、足首に見られますが、これはごく普通の状態です。特に予定日を過ぎて生まれた場合に生じますが、数日たてば消えていきます。軟膏や保湿剤を使うべきかどうか、専門家に相談しましょう。

乳児脂漏性湿疹

頭部皮膚炎や脂漏性の皮膚炎が見られる赤ちゃんもいます。これは頭皮や眉毛に固い、またはうろこ状の炎症が見られる状態です。これもよく見られる症状です。最初の数週間のうちに始まり、その後数週間から数ヶ月続きますが、8~12ヶ月になる頃には完全に治まります。

赤ちゃんの頭皮のフケを取りたい時は、保湿剤やベビーオイルをフケのついた頭皮に優しく塗り込み、皮膚を柔らかくします。数分待ってから、優しくフケを取り除きます。そして赤ちゃん用の優しいシャンプーで洗ってあげます。

おむつかぶれ

多くの赤ちゃんが、おむつかぶれを経験します。

上記のような症状は自然に治癒しますが、心配であれば専門家に相談するのがよいでしょう。

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